3104丁目のオタク小屋

ゲーム。プラモ。アニメ。マンガ。ウォーハンマー 。たまにその他。役に立たない1000文字系短文駄文です。

『君の名は。』が刺さったなら『もうひとつの夏へ』もおススメだマン。

いっきなりあざといタイトルを付けてみましたが特段なんてコトはございません。あざとい便乗駄文なだけです。「ちょっとでも検索に引っかかればイイなぁ…」というイヤラシイ気持ちなだけです。というワケでパパッと1000文字以内の短文駄文で終わらせちゃいます。

超すんばらしい作品『君の名は。』を見終わった後、胸が痛いような、苦しいような、しんどいような…まるで思春期に戻ったような何とも言えないそんな感情がこのオッサンの胸にも湧き上がってきちゃったワケですが、この感情、気持ち…むかーしむかしにも感じたコトがあるなぁ…と考えてたんですね。

で、辿り着いたのが、飛火野耀という作家さんが20年以上前に書いた『もうひとつの夏へ』という小説なんですね。以前に駄文エントリでも書いたコトがある、ウチがめっちゃ大好きなSF?(ラノベ)小説なんですが、詳細は割愛。気になる…という奇特な方はリンク先を見てください。まぁ駄文なので大したコトは書いてませんが、ウチがどれだけ好きか?というコトぐらいはお分かり頂けると思います。…そんなコト知りたくもないでしょうが。

その『もうひとつの夏へ』というは、SFラノベ小説という体裁はとっていますが、ちょっと独特の読後感の作品で、強いて言うなら村上春樹の初期の作品に近い読後感なんですね。当然、ウチ個人の感想なので「全然違うじゃんよ!!」と言われればそれまでなのですが、ウチはそういう感じを受けたんですね。

なんちゅーか…「どんなに大事な人でも別の道を歩くんだよ…」という「喪失感」、でもそれは決して悲劇なんかじゃなくて、「互いのその道を歩いていくコトは正しくて素晴らしいコトなんだよ」という肯定を含んだ喪失感…みたいなモノを感じたワケなんですよ。

この感じ、新海監督の代表作の一つでもある『秒速5センチメートル』でも強く感じたんですね。あの作品は当時バッドエンドだとよく言われてましたが、ウチは全然そうは思わないんです。確かに二人の関係だけにフォーカスするならバッドエンドかもしれません。でも「二人それぞれの人生」というフォーカスの当て方をするなら、互いに明るい未来に歩いていくワケで、決してバッドでもなんでもないと思うんですよ。

すでに900文字使っちゃいましたが、つまりは『もうひとつの夏へ』もそういう物語なんです。というワケで新海監督作品が刺さったなら、この『もうひとつの夏へ』も読んでみて欲しいなぁ…と思って、こんな駄文を書いてみました。オシマイ。
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(1029文字。オーバーでした…)