3104丁目のオタク小屋

ゲーム。プラモ。アニメ。マンガ。ウォーハンマー 。たまにその他。役に立たない1000文字系短文駄文です。

『せかきゅー』から『うぃず』だマン。

最近ちまちまと3DSの『世界樹の迷宮5』(『SQ5』)を遊んでます。といっても昔みたいに一気にガッツリ遊ぶんじゃなくて、気が向いた時にちょこっとずつ遊ぶって感じです。そんなワケですので、未だに第4層序盤でウロウロしています。楽しいので全然イイんですけどね。

そんな『SQ5』を遊んでいると、フッと思い出すのが『Wizardry』なんですよね、オッサン的には。 全てのコンピュータ3DダンジョンRPGの原点にして頂点のゲームでもある『WIZ』。コイツはウチら世代のオッサン衆には別格なんですよね、どうしても。『SQ』シリーズも『WIZ』を彷彿とさせる古き良き時代のゲームの匂いがしてきて大好きなんですけどやっぱり違うんですよね〜、『WIZ』とは。

そりゃ別々のゲームだから違うのはアタリマエなんですけど、グラや音楽、クラスやスキルシステムとかそういうトコロじゃなくて、もっと根っ子の部分、「思想」みたいな部分で違うと思うんですよね。それはやっぱり「ロスト」の存在と、ソレによって引き起こされる独特のプレイ感だと思うんですね〜。

御存知の通り初期の『WIZ』はキャラクターの死に「死亡(dead)」「灰(ashed)」「消失(lost)」の3つの段階があり、最後の「lost」までいったキャラは文字通りロストします。つまりは完全にキャラのデータが消えちゃうってワケなんですね。今のコンピュータRPGの常識で考えると「デスペナでキャラのデータがデリートされちゃう」なんてありえないですけど、原初のコンピュータRPGではありえ〜るだったんですよ。寺院で蘇生シッパイすればロスト。迷宮内で全滅して運が悪けりゃロスト。テレポーターで壁の中に飛ばされりゃ全員ロスト。宿屋に泊まって老衰大往生でもロスト。

普通に注意深くプレイしていればまぁそんなにお目にかかるモノじゃないんですが、ちょっとでも油断すればノーマーシーでロストしちゃうワケでして、そこから生まれる緊張感、アムロ並の「取り返しのつかないことをしてしまった…」感こそが、この『WIZ』ってゲーム独特の味わいになってたとウチは思うワケなんです。

『SQ』シリーズもFOEの存在みたいに緊張感があって面白いRPGなんですが、あのキャラロストの恐怖にピリピリしながらダンジョンを彷徨う感覚も楽しかったなぁ……と休日に3DSを遊びながら、懐古厨のオッサンは懐かしく思ったりしたのでした。ま、そんだけの駄文です。オシマイ。 (1021文字)