3104丁目のオタク小屋

ゲーム。プラモ。アニメ。マンガ。ウォーハンマー 。たまにその他。役に立たない1000文字系短文駄文です。

今週のお題は「プレゼントしたい本」だマン。

あんまりよく知んないですけど、このはてブには「今週のお題」という親切なモノがあるらしく、書くことがない時はこのお題に関するコトを書けばハッピーになれるみたいです。

まぁ書くことなけりゃ書かなきゃイイだけのハナシなのですが、せっかく運営サマがご提示して下さったお題ですので、某もちょこっと乗っかってみる所存であります。暇なので。はい。

で、早速ですがウチのオススメ本は…実はナッシンなんですわ。というより「本を勧める」って行為自体がめっちゃハードル高いんですよ。高くないっすか? ハードル。
本好きなヒトならおわかり頂けるかも…ですが、「自分の本当に好きな本を勧める」って…なんちゅーか「本当の自分をさらけ出す」みたいな気がするんですよね〜。

昔から良く「本棚を見ればその人がわかる」と言われてますが、コレってある程度当たってると思うんですよね。やっぱり読む本、好きな本でその人の思想、知性、感性、性癖等々…が割と赤裸々に出ちゃう気がするんですね。
「お前…ちょっと自意識過剰じゃないの?」って言われたら、まぁソコで終わりなんですけど、でもやっぱりウチにとって「本を勧める」って行為はそんだけハードルが高い行為なワケなんですよ。でもって…それが自分が好きな人や尊敬している人なら、なおさらハードルアップ。
うっす〜く軽〜いお付き合いの方々に、当たり障りのない本を勧めるくらいなら、そこまで気にならないんですけど、自分が好きな人や共感して欲しいと思ってる人に、自分が心底好きで精神の根っ子を大きく揺さぶられたような大切な本を勧めるって…けっこう勇気がいるコトだとウチは思ってるんですね。なんちゅーか…アレだ、自分の好きなセックスを告白するようなモンですわ。「正常位が好きだと言ってたけど、ホントは……」みたいな感じ? だいぶ違うかも知れないけど、そんな感じなんですよ。
わかって頂けないかも知れませんが、ウチにとってはそれだけ大変なコトなんですよ。好きな本を好きな人に勧めるってコトは。

でも…ここまで書いて今更気づいたのですが、今回のお題、日間PV20程度のこの駄文集に書いたところで、どこのどなた様がご覧になるのかなんぞワカンナイし、そこまで気にする必要なんぞなかったですな。

というワケで、予定変更してテキトーに目の前の本棚からオススメをチョイス。えっと…隆慶一郎辺り如何なモノかと? イワユル歴史小説ですが、伝奇エッセンスと民俗学的エッセンスがごちゃ混ぜになって極上のエンターテイメントになっており、まさに「血沸き肉踊る」の大興奮、一度読み始めるとマジ止まんないの大傑作小説群なんですよ。ただ…世にも恐ろしい罠が仕掛けられている作品もあり、ハマった人は塗炭の苦しみを味わうことにもなる両刃の剣。何の事かワカンナイ人はとりあえず『死ぬことと見つけたり』を読んでみて下さい。運悪くハマっちゃったら……本当に苦しむコトになりますから。というワケで、オススメだけどオススメはしませんわ。それでもイイという方は機会があれば読んでみて下さい。ま、今回もそんだけの駄文なんですけどね。…あの本は本当に苦しかったなぁ…(1294文字)