3104丁目のオタク小屋

ゲーム。プラモ。アニメ。マンガ。ウォーハンマー 。たまにその他。役に立たない1000文字系短文駄文です。

『刃牙』のグルーヴ感がヤバいマン。


「刃牙」シリーズ25周年を記念した複製原画展が開催、グッズの販売も - コミックナタリー

今日オニギリ食べながらスマホ見てたらこんなの見つけたんですね。何やら『グラップラー刃牙』の原画展だそうでびっくりぽん。ウチは『刃牙』の原画には正直そんなに興味は無いんですが『刃牙』は大好き。もう超好き。つまりは刃牙LOVEなワケなんですよ。

まぁ世のオトコという生き物は格闘漫画を好きになるようにDNAレベルで決められてるので、ウチも大抵のバトル漫画は大好きなんですけど『刃牙』は割と別格級に好きなんですね。何がそんなに好きなのかと言いますと、なんちゅーか他のバトル漫画にはない「グルーヴ感」?みたいなモンがヤバいんすね。

通常、バトル漫画に限らず漫画ってのは、大まかなラストまでの大河ドラマ的構想があり、ソレに従ってストーリーが展開していくんでしょうが、『刃牙』の場合はその事前の構想より「ノリ」みたいなモノが強い気がするんですよね。

モチロン板垣センセも緻密な構想を練って、ソレを基に描かれているとは思うんですが、ソレより「考えたんだけどこっちの方がオモロイんじゃね?」的なリアルタイムのグルーヴ感でストーリーが動いてる感じがするんです。なんちゅーか…インプロビゼーション的な感じ?

例えば、今連載の方でグイグイきちゃってる本部以蔵も、最初に「地下トーナメント編」で登場した時は横綱相手の試合を前にして「誰も俺が勝つなんて思ってねぇだろ? 美味しいんだよなぁ…こういうの」的な台詞を吐いて、強者オーラを漂わせながらまさかのボロ負け。いきなり噛ませキャラと化して、以後は観客席で技解説をする「知っているのか雷電?」の雷電的ポジションに……
そのまま雷電ポジで終わると思って安心してたら、「最凶死刑囚編」でまさかの確変。柔術家から忍者キャラに華麗なジョブチェンジで最凶死刑囚の一人を鎖鎌でフルボッコ瞬殺…無駄に存在感発揮。そして今連載中の「クローン武蔵編」では、ついに遥かに格上の相手を武器ありの路上実戦バトルでサクッと完封、超実戦ルールならサイッキョクラスという謎のポジションに上り詰めちゃったワケです。この永ちゃんもビビる成り上がり感、マジグルーヴィ〜だと思いませんか?

ウチが愚考するに、恐らく最初はこんなに本部プッシュするつもりは無かったと思うんですよね、板垣センセ的には。ソレが描いてるうちに「本部って…イケんじゃね?」的なグルーヴ感でこんなコトになっちゃってる気がするんですよ。何となくですけど。

グラップラー刃牙』の有名なキャッチフレーズ「予想は裏切り期待は裏切らない」ってのは、この板垣センセのグルーヴ感からきてるんじゃないかな〜…などと思ったワケです。ま、それだけの駄文なんですけどね。オシマイ。(1107文字)