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3104丁目のオタク小屋

ゲーム。プラモ。アニメ。マンガ。たまにその他。役に立たない短文駄文ですヨ。この世を燃やしたって一番ダメな駄文は残るですヨ!!

『この世界の片隅に』が素晴らし過ぎたマン。

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11月12日(土)全国公開 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト

 


映画『この世界の片隅に』予告編 - YouTube

観てきました。『この世界の片隅に』を。

普段はそんなに映画を観ないウチにしては、今年はまぁ色々と映画を観た方なんですけど、その中でも『この世界の片隅に』は本当に観て良かった…心底そう思える作品だったワケです。ホントに。そして人の好みは多種多様、自分にとっての傑作だからって他の人にとってもそうだとは限らない…そんな当たり前のコトは百も承知の上で、それでも一人でも多くの人に見て欲しい、そう思わずにはいられない作品でした。

 ウチは原作未読で今回の映画版で初めてこの作品の存在を知ったくちで、事前の情報も「戦時中の呉が舞台」「女優ののんさんが声をあてている」くらいしか知らなかったんですね。でもって最初の印象は「戦争ものかぁ…」というどちらかと言えばネガティブなイメージ。良くないコトなのでしょうが、ウチはどうしても「戦争もの」は敬遠しがちだったんですね。

NHKの朝ドラなんかでも、ドラマが戦争期間に入っちゃうと観るのがちょっとツラくなるって感じ? そうやって目を背けるのはダメなコトなんでしょうけど、どうしてもあの「戦争の悲惨さ」「かわいそう」を無理やり見せつけられるというか、強調される感じが苦手だったんですよね。

だからこの作品も正直言うと最初はあんまり興味を持ってなかったんですね。でもTwitterのTLで上がってくるtweetやらを見ていると、どうもそういった作品じゃない感じがしてきて、逆に「コレは観とかなきゃダメじゃね?」的予感が発動、近くの上映館を検索してチケット予約、すぐに観に行ってきました。

 でもって観終った感想が冒頭の感想なワケです。

確かに事前の情報どおり、物語は戦前から終戦までの広島の呉が主な舞台で、当然戦争の悲惨さも描かれています。正直、相当ショッキングな場面も出てきます。でも、それでもこの作品は「戦争」を描いた映画じゃなくて、ごく普通の「日常」つまりは「生きる」ってことを描いた映画だと思うんですよ。

戦争で人が死んでいく悲劇をドラマにするのではなく、主人公のすずさんを筆頭にその戦争の中でも当たり前のように普通の暮らしを営み、一生懸命生きていく人々を丹念に描く。戦争だから亡くなる人もいます。大切な人も亡くなっていきます。とても悲しくて辛いし、悔やんでも悔やんでも悔やみ切れない後悔もあります。それでも残った人達は時には笑いあいながら毎日を暮らし続けていきます。その優しさ、明るさというか力強さというか…「生きていく」ってことの素晴らしさに、ウチはどうしようもなく感動しちゃったワケなんですよ。

いざこうやって書いてみると、ありきたりで陳腐な文章になってしまい、この作品の素晴らしさを微塵も伝えることが出来ずに切歯扼腕するばかりですが、少しでも興味をお持ちの方は是が非でも観に行って頂きたいと心の底から思っています。多分どんな人にでも何かしら心に響くものがある、そんな作品であることは間違いないと思っていますので。ホントに……少しでも多くの人に届けばイイなぁ。(1385文字)