3104丁目のオタク小屋

ゲーム。プラモ。アニメ。マンガ。ウォーハンマー 。たまにその他。役に立たない1000文字系短文駄文です。

懐かしのゲームブックだマン。

TwitterのTLで懐かしくて素敵な記事が流れてきたのでペタリ。ちょっと長いですけどね。

【特集】ゲームブックはオワコンなのか ― 「ドルアーガの塔」を電子書籍化した幻想迷宮書店が語る今と未来(1/9) | インサイド
ウチと同年代の紳士淑女勢には超懐かしいんじゃないですかねー? このゲームブックってヤツは。もちろんウチも『火吹き山の魔法使い』をリアルタイムで読んでハマったクチ。Wikiで調べてみたら日本語版は1984年だったんですねー…ホントになつい。コレで初めてゲームブックってヤツに出会い横っ面を張り倒されるような衝撃を受けたのをよく覚えていますわ。
この『火吹き山〜』でゲームブックなるものに出会いメチャクチャハマって色んなゲームブックを遊んでみましたが、やっぱり最高傑作は同著者による『ソーサリー』シリーズでしたね。1冊だとボリュームに限界があるなら冊数増やせばイイじゃない!!的なメリケンマッチョ思想を体現した『魔法使いの丘』から『王達の冠』までの脅威の4冊構成。超ボリューミー。まぁ著者はメリケンじゃなくてブリテン人なんですけどね。
内容も4冊でボリューミーになっただけではなく魔法の扱いや前巻までの進め具合で物語の展開が変わる等々、ゲームブックの最高峰と呼ぶに相応しい傑作でしたねぇ。…ホントになつい。ハマり過ぎて学校の休み時間中もずっと読んでてキモいヤツ呼ばわりされたのもイイ思い出。つら。

まぁそうしたゲームブックってヤツも記事に書いてある通り「サウンドノベル」系ゲームが出たことで息の根をプスっと止められちゃったワケなんですが、ソレがこの電脳の世に復活するとしたらそれはそれは誠にメデタイことだと思うんですよね。
確かにゲームブックサウンドノベルビジュアルノベル系に取って代わられたのかもしれませんが、ソイツが100パー進化だったのかは正直わからないと思うんですよね。
もちろん美麗なグラや臨場感溢れる音楽がついたコトは素晴らしい進化で皆が求めていた方向だったと思うのですが、同時に想像する余地ってのが無くなったとも思うワケなんですね。まぁこういうコト言うとアナログ派ジジイの戯言になっちゃいますし、そもそもサウンドノベルゲーがゲームブックの後継者を自称してるってワケでもなかったですね。超勇み足。
それに…ビジュアルと音楽がついたってのはやっぱ凄かったもんなー。うん、やっぱ進化でしたわ、前言撤回。超進化。
でもそんなコトを考えるとあの伝説ゲー『風のリグレット』こそがゲームブックの真の後継者だったのかもしれませんね。…いや、ソレは無いっすね、スンマセンでした。『風のリグレット』は超好きだけど。

とまぁそんな『風のリグレット』はどーでもいいとして、そんなゲームブックが今後少しでも電子書籍という新しい姿で増えていってくれたらイイなぁ…と思うワケですよ、オッサンとしては。
ビジュアルやサウンドという方向じゃなくて純粋にゲームブックとして進化した、この記事に書かれてるような電子書籍ならではの作品が産まれたらホントに嬉しいんですけどね。そんなこんなでこの「幻想迷宮書店」さんには是非とも頑張って欲しいワケです…ウチもひっそりと応援していますし。もちろんベニー松山御大の大傑作『隣り合わせの灰と青春』もKindle版購入済。あ、話は変わりますが、もしファンタジー好きで『隣り合わせの〜』を未読の方は絶対読んどいた方がイイっすよ。この傑作ファンタジーが600円で読めちゃうとかマジ大事件レベルですから。もうすぐ続編の『風よ龍に届いているか』もKindle化されるようですしこの機会に是非ともご一読を。後悔しませんぜ。…多分。ね。