3104丁目のオタク小屋

ゲーム。プラモ。アニメ。マンガ。ウォーハンマー 。たまにその他。役に立たない1000文字系短文駄文です。

『BLEACH』オツカレサマだマン。

ついに終わっちゃいましたねー。週ジャンの『BLEACH』さんが。
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連載15年とのコトですが…ホントにお疲れ様でしたと思います。15年ってのは決して短い期間じゃないと思いますし、それだけの期間を走り抜けたってのは本当に素晴らしいコトだと思いますわ。
その独特のシャレオツ感溢れる設定や台詞回しのせいで、いろいろと弄られるコトも多い漫画でしたが、それも愛されてた証拠なんじゃないですかね~。ホントに嫌いだったり興味が無ければ話題にすらならないものですしねぇ。

かく言うワタクシもそのミリョクに憑りつかれた一人だったワケで、バトル漫画の黄金律「車田メソッド」のせいか、他のバトル漫画同様ぎゅいんぎゅいんとインフレ化を起こして、一護が結局何回パウワーアップしたのかちょっとよくワカンなかったり、最終章がまさかの「滅却師編」でズッコケたりしたのも今となっては美しい思い出です。

連載後半、チャド宛のファンレターが減っちゃったせいか、掲載場所がどんどん後ろの方の『アウターゾーン』ポジションに近づいていってウチをヤキモキさせてくれましたが、さっすがは久保センセイ、ラスト数話の盛り上がりはバトル漫画史にその名をガッチリ刻みこむブッ飛び具合でしたよね。

ラスボスであるヒゲの「オマエの斬魄刀はちょっと未来で折っといたから」から、まさかの月島パイセンの「折られた過去を消したからノーカンな!!」、でもってヒゲの「いや、もっかい未来で折っといたから」の「未来改変」VS「過去改変」の流れなんて、割と常人には辿り着けない高み過ぎて、哲学の香りすら漂ってたくらいです。ウチの貧相なノーミソでは最後に何故ヒゲがブッ飛ばされたのか、ちょっとよくわかんなかったですけど、おそらくはゲスト出演してた一護パパと雨竜パパがなにかしたんでしょう。そうだと言ってよバーニィ!!

 とまぁそんな感じにテンチョンMAXで走り抜けたラスト数話。最終回カウントダウンが始まってからも一向に着地点が見えず、日本中に「コレどうすんのよ?」と毎週ショーゲキが走りまくりましたが、終わってみれば綺麗に着地したんじゃないですかね? まれによくある「あれから10年…」という着地点には、思わずコンビニ内で「何…だと…!?」顔になっちゃいましたが、ウチとしてはとても気持ちの良い最終回だったと思いましたわ。

そりゃ色んな伏線投げっぱなしジャーマンをぶっ飛ばしたりしてますけど、別にイイんじゃないですかね〜。全ての伏線を綺麗に回収しなきゃダメってワケじゃないでしょうし、そのためにグチャグチャになりながら続けるより、スパっと終わるってのもイイと思うんですよね〜。まぁ個人的には侘助さんの胸の穴がどうなったのかだけは気になりますが、ソレも引っくるめて素敵な最終回だったと思いますわん。

何はともあれ15年もの間、面白い漫画を描いて頂きホントに感謝しております。今しばらくはお休みして英気を養い、次こそは『ゾンビパウダー』を完走して頂きたいと切に願う所存です。だってアレも面白かったんだもん。ねー。