オッサンがゲーセン語るマン。
今の若い世代にも筐体から響き渡るリアルなチップサウンドをもっと聞いてもらえたら。昔のゲーセンはこういうシンプルな電子音で溢れていて、それはどんなライブ会場でも味わえない特別な空間だったんですよね・・。
— 古代祐三 (@yuzokoshiro) 2016年2月5日
昔のゲーム音楽は音数少ないし電子音だしでメチャクチャ耳に残る。
— やす(ドンリュウ) (@_Don_Ryu_) 2016年2月19日
最近の曲でも良い曲好きな曲はいっぱいあるけど脳に刻み込まれた音色はPSGやFM音源のアレな感はある。
GB起動時の「ピコーン!」とか突然流れたら絶対「!」ってなるし。
ちょいと前のTLの話でキョーシュクなんですが、コレ、すんごいワカルンですよねー。ウチと同年代くらいの人で、昔ゲーセンに入り浸ってた人ならみんなが思い当たるtweetなんじゃないですかねぇ?
まぁウチもそうしたボンクラ連中の一人だったワケで、小学生の頃からゲーセンに通ってたクチなんですわ。最初のブームを巻き起こした「スペースインベーダー」もリアルタイムで体験した世代。そっから始まって「スクランブル」「平安京エイリアン」「ヘッドオン」等々、ゲーセン黎明期に立ち会えたのはホントに幸せだったなぁ…と思ってますよ。はい。
で、その「スペースインベーダー」が1978年らしいのでもう40年近く前の話。さすがに今ではゲーセンに通うコトも無くなりましたが、それでも20代後半くらいまではアホみたいに通ってたワケで、ゲーセンで徹夜してそのまま開店を迎えたり、24時間ずっとゲーセンにいたりと、なっかなかに常軌を逸したハマり方をしてたワケです。
そんなウチにとって、最もゲーセンが輝いてた時代が上記引用tweetの時代だったんですよねー。具体的な時期は書かれてませんが、おそらくはナムコ全盛期、「ゼビウス」や「マッピー」「ディグダグ」あたりがテーブル筐体で遊ばれてた時代じゃないですかねぇ? とにかくウチにとっては一番ゲーセンが輝いて時代。そりゃ人によってゲーセンへの思い入れってのも違うでしょうが、ウチにとってはこの時代なんですよね。「スト2」から現れた対戦勢や、UFOキャッチャーの女性客でゲーセンがガラっと変わってしまう前の時代。ウチにとって、ゲーセンがもっともゲーセンらしかった最後の時代ってワケなんですよね。
当時のゲーセンは、まぁ「不良の巣窟」と言われてたように、お世辞にも明るい場所じゃなかったですよ? 薄暗い店内、大音量で響き渡る電子音、トイレにタムロするヤンキーズ。ちっともケンコーテキじゃない場所でした。でも、それでもウチにとってはサイコーのパラダイスだったんですよ。
薄暗い店内に配置されたテーブル筐体のボンヤリとした灯り。四方八方から押し寄せてくる電子音の洪水。「ゼビウス」スタート時のBGMに被さるようにザッパーの連射音が聞こえ、別の筐体からは「パックマン」のリズミカルなドットイートの音が聞こえてくる。古代さんがtweetされてるように、そのシンプルな電子音の洪水は、あの時代のゲーセンでしか味わえないトクベツな感覚だったんですよ。
今のケンコーテキでみんなに受け入れられている「アミューズメントスポット」としてのゲーセンは、発展の仕方としては正しかったんだろうし、とても素晴らしいコトだとは思うけど、あの時代を知っているロートルとしては、やっぱりあの薄暗い店内で電子音に溺れていたゲーセンこそが、サイコーの時代だったんだなぁ…とノスタルジーを込めて思うワケなんです。もう二度とあんな体験はできないんだろうし。…やっぱ少し寂しいネ。